
noindexタグとは何?noindexタグの書き方は?
・こんな疑問に答えます。
✅本記事の内容
・noindexタグとは
・noindexタグの書き方
・noindexタグの注意点

この記事を書いている私は、もと船乗りです。陸からリモートで海の仕事をしながらブログを書いています。
この記事を読むことにより、noindexとは何で、その追加の仕方や書き方、注意点について理解することができます。
noindexタグとは
noindexタグとは、Googleなどの検索エンジンにWebサイト内の記事をインデックスさせないためのメタタグ(metaタグ)設定のことです。
『検索結果に表示させたくない記事があるとき』にnoindexタグを設定します。
検索エンジンが順位を決めるプロセスは下の3つですが、2つ目のステップをnoindexタグで止めることにより、検索順位に表示されなくなります。
- クローラーが情報を集める
- インデックスする
- 検索順位が決まる
noindexタブ設定を適切に使うことにより、サイト全体に対するGoogleからの評価を良くすることができます。
noindexタグが追加されているメリットとは
noindexタグが追加されている主なメリットは、質の低い記事をインデックスから除くことによりサイト価値が上がることです。
低品質の記事をインデックスから削除してサイト価値を上げる【メリット1】
noindexタグを設定するのは、次のようなケースです。
- 特定の人向けのデモサイト・会員サイト
- コンテンツの重複するミラーサイト
- まだ作成途中の質の低い記事やサイト
- 管理画面などのログインページ

つまり低品質のサイトをインデックスしないようにすることで、掲載順位に悪い影響がでないようにします。
Googleは以下のように発言しています。
なお、低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。
Google 良質なサイトを作るためのアドバイス
ここで注意が必要なのは、noindexタグは検索エンジンに表示されなくなるだけということです。URLを入力するとインデックスしていなくてもユーザーが閲覧可能な状態です。
絶対に表示させたくない場合はサイト全体にパスワード設定などをする必要があります。
サイトにとって100%不要と判断できるページは、noindexを使うよりも、削除するかリライトするか、他ドメインに移した方がサイト全体のSEOをあげるのに効果的です。
インデックス不要なページをnoindexしてサイト構図を簡素化する【メリット2】
もし初心者の頃に、カテゴリーやタグを詰め込んできた場合は、不要なページが大量に生成されています。
このような場合、カテゴリーやタブの自動生成ページにnoindex設定をしておきます。

私のサイトも不要なページが多く、後からnoindexタグを追加しています。
404エラーページやHTMLサイトマップは、noindex設定をすることにより簡素化することができます。
noindexタグの書き方

質の低い記事にnoindexを設定する方法は主に次の2つです。ブログ初心者には、2つ目の方法が簡単なのでオススメです。
- head要素にnoindexタグを直接入力する
- WordPressをつかってnoindexタグを設定する
noindexタグの書き方【head要素に直接入力する場合】
HTMLでnoindexタグを追加する場合の書き方は、ページの<head>セクションに下記を記述します。
<meta name=”robots” content=”noindex”>
なかなか無いとは思いますが、Googleのクローラーだけnoindexしたい場合は、次の書き方となります。
<meta name=”googlebot” content=”noindex”>
参考:noindex を使用して検索インデックス登録をブロックする – Search Console ヘルプ
noindexタグの追加【WordPressのWebサイト全体を設定する場合】
WordPressインストール後に、サイト全体をnoindex設定するには次の設定を行います。
ダッシュボードの一般設定>表示設定に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」という設定項目があります。
この項目にチェックを入れて「変更を保存」するとサイト全体がnoindex設定になります。

noindexタグの追加【WordPressの個別・特定ページのみ設定する場合】
WordPressでは、SEO機能のプラグインを利用することにより個別ページやカテゴリーごとにnoindex設定が可能です。
もしSEO系のプラグインを使用する場合は、All in one SEO Packというプラグインがオススメです。
All in One SEOをインストールしたら、ダッシュボードからAll in One SEO>一般設定の中にnoindex設定という項目があります。そこで「カテゴリー」や「タブ」ページのnoindex設定が可能です。
インデックスされたページの確認方法
Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)のインデックス>カバレッジからインデックスされているページ数を確認することができます。

ブログ記事が増えるほどにインデックスが増えているはずです。
万が一ブログを書いてもインデックスされるページ数が大きくならない場合は、間違ってnoindex設定になっている可能性があります。
定期的(1月に1回など)に確認しておきましょう。

参考までに当サイトで使用している『賢威テーマ』であれば、SEO系プラグインを使用しなくても個別の投稿ページごとにnoindex設定が可能です。

参考:WordPressおすすめテーマ『賢威』のメリット・デメリット
noindexタグの3つの注意点

noindexを設定する上で注意すべきポイントが3つあります。
- noindex登録した記事のクローラーを止める
- noindex設定のタイミング
- 記事を削除する前にnoindex
noindex登録した記事のクローラーを止める
noindex設置は、あくまでもインデックス登録を止めるだけの設定です。このためクローラーの巡回を止めるためには、別途「robots.txt」でdisallow設定を行う必要があります。
ここで注意したいのが、robots.txt設定を先に行ってしまうと、クローラーがアクセスできなくなり、noindexがついているのかも認識できなくなることです。
順番としてはnoindex→disallowとなります。
noindex設定のタイミング
noindexは設定した後にクローラーが回ってきたタイミングで初めて反映があります。
クローラーの巡回タイミングはサイトによって異なるので、スグに効果が見られなくても気長に待ちましょう。
Googleの新サーチコンソールの機能「URL検査ツール」を使ってクローラーが訪れるのを早めることができます。
参考:URL検査ツールの使い方
記事を削除する前にnoindex登録する
もし記事を削除する場合はnoindexタグ登録をした後、数日たってから記事を削除しましょう。
なぜならnoindexタグせずに削除した記事は、中身の消えた記事のまま検索結果に表示されてしまうためです。
インデックスされた記事の削除方法
すでにインデックスされたURLを削除するためには、Google Search ConsoleのURL削除ツールを利用します。
削除>「新しいリクエスト」をクリックすると下の画面になります。赤枠内に削除したいページのURLを入力して送信します。

ただし、URLをむやみに削除すると検索順位が下がることがあります。緊急で検索エンジンから表示を消したいという場合にのみ利用するようにしましょう。

Google Search Consoleのヘルプには、削除ツールの誤った使い方として以下が書かれています。
所有していないプロパティのページをブロックする場合。自分が管理するウェブページではない場合をご覧ください。
検索から URL を完全に削除する場合。これは完全に削除する際の最初の手順ではなく、途中の手順です。URL を完全に削除するには、完全に削除する手順を踏んでください。
インターネットからコンテンツを削除する場合。このツールは、Google 検索からのみコンテンツを削除します。
他の検索エンジンの結果からコンテンツを削除する場合。このツールは、Google 検索からのみコンテンツを削除します。
Search Consoleヘルプ 削除ツール
まとめ
noindex設定を適切に行うと、あなたのブログがSEO上で高く評価されることに繋がります。
まずは記事数を増やしていくことが大事ですが、記事が増えてきたら質の低い記事をnoindexすることでブログの評価を上げていきましょう。

内部SEOに影響する他のメタタグ設定については、以下の記事をご参考になさってください。
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