WordPressの初期設定6つとその後にすべきこと3つを解説
  • WordPressブログの初期設定は?
  • ブログ初心者がすべき最低限のセットアップは?
  • 初期設定の次のステップは?

こんな疑問にお答えします。

✅本記事の内容
・WordPressブログで初期設定するメリット3つ
・WordPressの初期設定は6つ
・WordPress初期設定後にすべきこと3つ

次のような状態になっていませんか?

「WordPressブログを開設したはいいけど、どう設定すればいいんだろう?」「カスタマイズできる設定が多すぎる!」

WordPressはインストールしてスグにつまずきがちです(私もそうでした)。

本記事では、そんな苦労の経験もふまえてポイントを紹介していきます。悩みやすい箇所をスムーズに初期設定できるはずです。

SEO効果やWordPressの使いやすさ改善のために、ブログ開設したらまず初期設定をしておくのがポイントです。すぐにデザインを整えたり記事投稿するよりも、結果として生産性アップにつながります。『急がば回れ』です。

未知の世界にとびこむ初心者ブロガーは、大海原にこぎだすダイバーや船長のような存在です。使うツールの事前セッティングが、その後の安全面や活動の容易さに影響してきます。

そんなWordPress初期設定をさっそく始めていきます。

これから「ブログを始める!」という方は、『WordPressブログの始め方』←という記事を参考になさってください。

WordPressブログで初期設定するメリットは3つ

まずは、WordPressブログで初期設定するメリット3つをご紹介します。

  • セキュリティを強化できる
  • 記事を作成しやすくなる
  • SEO対策できる

つまりブログ運営が楽になります(スパム対策や、ライティング、記事作成が容易になり時短に)

できれば一番最初に設定しておくと、後で修正が少なくて済むので効率的です。

所要時間は1時間ほどなので、もし多忙なら下記の「重要度『HIgh』」の箇所だけでも設定してみてください。残りは後日で大丈夫です。

WordPressの初期設定は6つ

WordPressの初期設定は6つです。

  1. 一般設定
  2. 投稿設定
  3. 表示設定
  4. ディスカッション設定
  5. メディア設定
  6. パーマリンク設定

重要度が高いのは、1.一般設定、4.ディスカッション設定、6.パーマリンク設定になります。

1:一般設定

まずは一般設定です。

最初にWordPress管理画面にアクセスします。ログイン画面のURLは(https://ドメイン名/wp-admin/)です。

管理画面にログインできたら、サイドバーの「設定」→「一般」をクリックします。

一般設定では、下表の設定を行います(時間がない場合は、重要度「High」の2か所を設定ください)。

項目重要度入力内容コメント
サイトのタイトルHighあなたの好きなブログタイトル例)当ブログのサイトのタイトルは「RB College」
キャッチフレーズHigh空白でOK入力しない方が、SEO上は好ましい
WordPressアドレスMiddlehttpをhttpsに変更。「http→httpsの設定」の記事で詳しく説明下記サーバーでは不具合の原因になるため変更しない
・さくらのレンタルサーバー
・wpxサーバー
サイトアドレスMiddle同上同上
管理者メールアドレスMiddle以下の連絡を受けるアドレスを入力
・ブログへのコメント
・WordPressからの連絡
普段利用しているメールアドレスが、気づきやすくておすすめ
メンバーシップLow  設定なしでOKコンテンツ作成を外部ライターに依頼する時などに使用。セキュリティの面からチェックは外しておく方が良い
新規ユーザーのデフォルト権限グループLow  「購読者」のままでOKメンバーシップのチェックが外れていれば「購読者」のままでOK
サイトの言語Low  デフォルトの「日本語」でOK日本語版のWordPressをインストールした場合は、最初から最適化されている
タイムゾーンLowデフォルトでOK同上
日付形式LowデフォルトでOK同上
時刻形式LowデフォルトでOK同上
週の始まりLowデフォルトでOK同上

最後に忘れずに「変更を保存」をクリック。これで『一般設定』は完了です。

2:投稿設定

次は投稿設定です。WordPressの記事投稿、固定ページの投稿設定を確認することができます。

投稿設定は初期設定のままでOKです。WordPressのメールを使った投稿が廃止予定のためデフォルト設定のままで問題ありません。

もし設定を確認したいばあいは、WordPress管理画面のサイドバーから「設定」→「投稿設定」をクリックします。

3:表示設定

表示設定では、トップページに表示するコンテンツの内容変更や、RSSサービスの設定を行えます。

「設定」→「表示設定」をクリックします。

表示設定で確認したいのは以下2点のみです。

項目重要度入力内容コメント
1ページに表示する最大投稿数High10前後多すぎると、読み込み速度が低下
検索エンジンでの表示Highチェックを外す入れるとサイト全体がnoindex設定
ホームページの表示Middle『最新の投稿』にチェックWordPressデザインテーマによっては『固定ページ』選択でデザインをオシャレに整えることが可能
RSS/Atom フィードLowデフォルト設定でOK現在RSSリーダーを使用しているユーザーの多くがFeedyサービスを利用しているため

表示設定が終わった「変更を保存」をクリックして完了です。

4:ディスカッション設定

ディスカッション設定では、ブログ記事へのコメント管理方法を設定します。

「設定」→「ディスカッション」をクリックしてください。

当ブログでは、投稿へのコメントでなく「お問い合わせ」からコメントをいただいているため、下図のとおりの設定になっています。

投稿記事へのコメントを許可する場合の設定は、下表のとおりです。

項目重要度入力内容コメント
デフォルトの投稿設定Middleすべてチェックリンクを貼ったときの通知・ピンバックを許可すると、アクセス数の少ない段階で他のブログ運営者にサイトを知ってもらうことができます。
他のコメント設定High「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」のみチェック スパムコメントを防ぐため
自分宛てのメール通知Middleすべてチェック コメントが投稿された時に、一般設定で設定したメールアドレスに通知が届きます
コメント表示条件Highすべてチェック スパムコメント対策のため
コメントモデレーションLowデフォルトでOKプラグインAkismetで対策がおすすめ
コメント内で許可されないキーワードLowデフォルトでOK プラグインAkismetで対策がおすすめ
 アバター Lowアバターを表示するにチェック コメント欄にアバター画像が表示されます

ディスカッション設定を変更した場合は、「変更を保存」をクリックします。

5:メディア設定

ディスカッション設定では、記事や固定ページ中の画像サイズを指定できます。

「設定」→「メディア設定」をクリックしてください。

メディア設定は上の画像のデフォルトのままで問題ないです。

6:パーマリンク設定

最後に、パーマリンク設定です。SEO的にも重要な部分となっています。

WordPressで作成した記事ページのURLをどのように表記するかを指定できます。

「設定」→「パーマリンク設定」をクリックします。

上の画像のように、します。

項目重要度入力内容コメント
パーマリンク設定Highカスタム構造にチェックを入れて /%postname%/ と入力SEOに影響するので重要な設定です

「変更を保存」をクリックして完了。

以上1.~6.で、WordPressブログの初期設定は終了です。

WordPress初期設定後にすべきこと3つ

最後に、初期設定の後にすべきことを3つ紹介して終わります。

  1. テーマとプラグインで機能アップ
  2. お問い合わせとプライバシーポリシー設置
  3. デフォルト投稿の削除

①:テーマとプラグインで機能アップ

1つ目は「テーマ」と「プラグイン」の導入です。

それぞれ以下のメリットがあります。

  • 「テーマ」はサイトデザインのカスタマイズを容易にする
  • 「プラグイン」は便利な機能を追加できる

この2つの導入をしないと、アプリのないスマートフォンのような感じで、使い勝手がわるくなります。

もう少し詳しく見ていきます。

テーマ設定

「テーマ」導入でブログデザインを楽にカスタマイズできるようになります。

無料と有料の2つがあり、初心者でもカスタマイズ性が高いのは有料テーマです。コーディング(htmlやcss)のスキルがなくてもOKで、最近はSEO対策も施されています。

当ブログでは「賢威8」という有料テーマでデザインを整えています。

WordPressテーマについては、下記の記事をご覧ください。

プラグイン導入

プラグインは、WordPressインストール直後に足りていない機能をサポートできるツールです。

テーマ設定がおわったら、つぎは必須プラグインを導入しておきます。

プラグインは、スマホで例えるならアプリ。iPhoneユーザーがGoogle MapやGmailアプリをダウンロードする感じです。海で例えるならダイビングのダイブコンピューターやカヤックのPFD(救命胴衣)、船のコンパス(羅針盤)のようなイメージ。

SEOやスパム対策といった機能を拡張できるので、有効化してWordPressに施しておくと使い勝手がよくなります。

プラグインについては、下記の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。

②:お問い合わせとプライバシーポリシー設置

2つ目は「お問い合わせフォーム」「プライバシーポリシー」の設置です。

普段つかっているメールも、Gmail、Outlook、Yahoo!MAILと複数に分かれていると管理が大変ではないですか?

せっかくいただいた読者やASPからの連絡を見過ごさないために、「問い合わせフォーム」「記入された個人情報の取り扱いポリシー」の設置が大切になります。

お問い合わせフォーム作成

「お問い合わせフォーム」の設置理由は、3つです。

  • 読者との交流
  • ASPからのアフィリエイト掲載依頼などの連絡
  • 私用メールアドレスを公開しないですむ

サイト運営のマナーとして設置しているブログも多いです。

参考までに本ブログの「お問い合わせフォーム」は、Googleフォームで作成しています。

GoogleフォームはGoogle公式ページから作成可能です。

プライバシーポリシー設置

「プライバシーポリシー」の設置理由は、安心してサイトを使ってもらうためです。

ポリシーページにて下記を記載します。

  • 個人情報の取り扱い
  • 免責事項
  • 著作権

コピーアンドペースト可能なポリシーの作り方は、以下の記事で解説しています。

③:デフォルト投稿の削除

最後に、WordPressインストール後に自動で投稿されている「Hello world!」という記事を削除します。

SEO的に不要な記事なので最初に消しておいて問題ありません。

このデフォルト記事を削除する方法は簡単です。

「管理画面」→「投稿一覧」→「ゴミ箱へ移動」とクリックすれば完了です。

以上で、初期設定後にすべき3つも完了。いよいよブログを書き始める準備が整いました。

まとめ:初期設定を完了したらブログ開始

本記事では、WordPressブログの初期設定についてご紹介してきました。

最初にブログ記事を書き出す前の準備を済ませておくと、安心してブログ運営という未知の大海にこぎだせます。

ブログ運営の舵取りも楽にになるのでおススメです。

今回は以上です。