
- ブログの文章構成ってどうするの?
- SEOキーワードを意識した文章の構成の仕方は?
こんなお悩みを解決する記事です。
✅本記事の内容
・ブログ文章の構成とは?
・ブログ文章の構成案をつくる6つの手順
・ブログ文章の構成案ができたら本文執筆
・ブログ文章構成をまとめる
ブログを始めてみると悩みませんか?「ブログの文章ってどう書けばいいんだろう?」って。
かくいう私も筆が進まず、ますます焦る。そんな負のスパイラルになっていました。
しかし、150記事ほど書いてきて、時短でブログを書けるコツが分かってきました。それからは「仕事」「プライベート」とのバランスを保てるようになっています。本記事ではそんなコツである「ブログ文章の構成」をご紹介していきます。
「ブログ文章の構成案」は初心者ブロガーさんにこそ役立つ内容です。ご参考になさってみてください。
もし「これからブログを始めたい!」という方は「WordPressブログの始め方」←の記事をご参考にどうぞ。
ブログ文章の構成とは?

『ブログ文章の構成』とは、ずばり下図のとおりです。

上図が基本のブログ構成で、「H1,H2などの見出し」や「書き出し」「本文」「まとめ」などの構成要素からなります。
ブログ文章の構成はおおきく3つ
『ブログ文章の構成』は、基本の3パートからできています。
- 書き出し:本文へ引き込む
- 本文:記事内容を伝える
- まとめ:行動へと導く
各パートの目的は「次のパート(or 行動)に読者を導くこと」です。これが基礎。『書き出し』は本文に読者を引き込むのが目的。『本文』はまとめまで読者を誘導するのが目的です。「文章構成テンプレ」に沿って記事を書くと、悩まずブログ構成を書きあがります。
「ブログ文章の構成」は、船にとっての海図(チャート)のようなものです。「これから進んでいくルート」を把握できるようになるので、迷わずブログのライティングを進めることができるようになります。
以下がブログの文章構成テンプレです。さらに詳しくテンプレに沿ったブログの作り方を解説していきます。

構成案とはブログの設計書

『ブログ文章の構成案』とは「ブログの設計書」です。
「書き出し」「本文」「まとめ」の3パートに、どのように「タイトル」「見出し」「CTA」を組み合わせるかを決めています。
設計図のないプラモデルを組み立てるのと、設計図があるばあいを比較してみてください。イメージできたかと思います。事前にブログパーツの組み合わせを決めておいた方が、記事をスムーズに完成できるようになります。

実際、本記事も1時間ほどかけて作成した「ブログ構成案」に沿って作成しています。構成がすでに決まっているので、効率的に書きすすめれました。
構成案をつくると読者さんフレンドリーな記事になる
『ブログ文章の構成案』のメリットは記事が書きやすいだけではありません。「読者(ユーザー)に読んでもらいやすい」記事が書けるという点まであります。
「何がいいたい記事なのか分からない」となりがちな記事を『構成案』がサポート。思いつきだけの記事から脱却できます。
『構成好きな検索エンジン』も記事を理解しやすくなるので、SEO効果さえも鋳込めます。人の読者だけでなロボット(検索エンジン)にも内容が伝わりやすくなるのが、『ブログ文章の構成案』です。
結果として、
- 検索エンジンが記事をきちんと評価できる(SEO対策)
- 人の読者さんにブレない内容を伝えやすい
こんなメリットのある『ブログ文章の構成案』。作成しない手はないですよね。
ブログ文章の構成案をつくる6つの手順

つぎは、「具体的にブログ構成案を作る6つの手順」を解説していきます。
- キーワード選定
- 読者ペルソナの設定
- 検索意図のチェック
- 見出しの作成
- 書き出しの作成
- タイトル&ディスクリプションの書き上げ
順番に見ていきます。
①キーワード選定
「検索されるキーワード」選びが1つ目。記事のメインテーマ(当記事は『ブログ 文章 構成』)を決めます。
理由は、自分の好きなように記事を書いても読んでもらえないから。読者の検索しないキーワードだと、ネットの世界で存在しないも同然です。

例えば、当サイトでは「海洋観測技術員」というキーワードの記事を書いたことがあります。しかし月間検索数がゼロのキーワードだったため、いつまでたってもアクセスのない結果に。泣く泣く削除しました。
検索されるキーワードを探すには、
- 関連キーワード取得ツール(ラッコキーワード):
無料ツール。Googleでよく検索されるキーワードを知ることができる - Ubersuggest:
7日間無料体験あり。月間の検索数やキーワード候補などを調べることができる
といった便利ツールがあります。
検索されるキーワードの詳しい調べ方ついては、次の記事で詳しく紹介していますので、ご参考になさってみてください。
ブログ記事のキーワードとは?ブログキーワードの探し方は?キーワードを選んでから具体的にすることは? こんなお悩みを解決できる記事となっています。 ✅本記事の内容・ブログキーワードの選定方法について・ブログキーワードの基礎 …
②読者ペルソナの設定
つぎは想定読者のペルソナを決めます。誰(年齢・性別・家族構成・職業など)に向けて書くのかのイメージです。
ペルソナを詳しく設定すると、そのペルソナに刺さる文章になります。
例として、登山好きな人がターゲットなら「山の雑誌に書かれているような言葉」で書いた方が伝わりやすいですよね。海好きなら「釣り」「SUP」「サーフィン」「ボート」に関連した方が響きやすいです。
ペルソナは明確にするのがおすすめ。もし「登山好き」でけでなく「マリンスポーツ好きも」とペルソナ欲張ってしまうと、本来ターゲットにしたかった登山好きな読者にすら響かない文章になってしまいます。
もしペルソナ設定に悩んだなら、
- 過去の自分
- 親しい友人
- 家族
- ゲームや小説の登場人物
上のような想定読者をイメージ。するとペルソナに共感しやすくなり、文章が書きやすいです。
③検索意図のチェック
つぎに「検索するニーズ」について深掘りしていきます。
ここでいう『ニーズ』とは、ペルソナ読者の「欲求」。ペルソナが「解決したい悩み」「解消したい欲求」の洗い出しです。
ニーズには2タイプあります。
✅顕在ニーズ
読者がググる「読者自身が把握している顕在化したニーズ」
✅潜在ニーズ
読者が自分では気づいていない潜在的なニーズ
例として、本記事のキーワード「ブログ 文章 構成」のニーズは以下のとおり。
- 顕在ニーズ
・ブログ構成案の作り方
・構成案の重要性について
・構成案の具体例 - 潜在ニーズ
・構成案をつくるときの注意点
・キーワード選定の方法
・検索ニーズの調べ方
『潜在ニーズ』を考えるコツは1つです。『顕在ニーズ』が満たされた読者が次に知りたいことを考えます。

どうしても潜在ニーズ思い浮かばないときには「競合のblog」を参考に。思いつかなかった『潜在ニーズ』に出会えることがあります。
④見出しの作成
上のステップで洗い出した『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』を「見出し」として配置していきます。
以下のようにブログ文章構成にプラスだからですね。
- ニーズを見出しにすることで「知りたかったことが書かれている記事だ!」と読者に思ってもらいやすくなる
- 見出しを最初に書くと内容の書き忘れを防ぐことにつながる
見出しの優先度としては、
①: 前提の知識
②: 顕在ニーズ
③: 潜在ニーズ
④: まとめ
と見出し(H2)に記載していくとスムーズです。
以下のポイントに気をつけると、「目次」をみてからブログを読むか判断する読者にも効果的です。
- 見出しだけで記事内容が分かるように書くこと
⑤書き出しの作成
『見出し』が決まったら、ブログの導入部分である「書き出し」を作成します。
「本文まで読者を誘導する」という重要なパート、「リード文」と呼ばれることもあります。

優れた『書き出し』には共通項として下記の5要素が含まれています。
①:読者が抱える悩みの提示
②:悩みの解決策の提案
③:解決できる根拠の解説
④:記事の要約を伝える
⑤:読了後に得られるベネフィットについて言及する
参考までに本記事のリード文は次のとおりです。

⑥タイトル&ディスクリプションの書き上げ
ここまで完成したら、「タイトル」と「ディスクリプション」を決めます。
アクセスアップするコツは以下のとおりです。
✅タイトル決めのコツ
・キーワードを含める
・30文字前後におさめる
・記事内容を要約する
・数字などで具体性を持たせる
✅ディスクリプション決めのコツ
・100文字前後におさめる
・キーワードを含める
・タイトルを補足する要素を含める
これでブログ文章の骨子である構成案の完成です。
ブログ文章の構成案ができたら本文執筆

『ブログ文章の構成案』ができたら、いよいよ「ブログ本文」の執筆です。
読者を「『まとめ』まで誘導する」とともに「記事の内容を伝える」ブログの主パート。完成間近ですね。
以下の4ステップで、語りかけるように文章を作成していきます。
ブログ本文作成に役立つ4ステップ
ブログの各見出しに本文を書くときにはPREP方がおすすめ。伝わる文章を書きやすくなります。
- 結論:記事で伝えたいこと
- 理由:なぜ、その結論なのかの理由
- 根拠:結論が正しいことの根拠
- 具体例:結論が正しいことを示す具体例
「結論」「理由」「根拠」「具体例」の順にライティング。結論から書くので、内容の伝わりやすい文章になります。
「文章の書き方」についての本で多く紹介されています。文章力のない初心者からベテランまで役立つテンプレートです。
ブログ本文をPREP法で書いた具体例(参考)
以下はPREP法を使用した文章の具体例です。

ブログの読者数を増やしたいのであれば、記事の「量」より「質」が大事です。
なぜなら、記事量だけを増やしても「質」が低いとGoogleに評価されず、検索上位に表示されないから。
実際に、既にある3記事に「質」を高めるリライトを施したところ、検索順位が上昇しました。
以下の〇〇を見てください。
『結論→理由→根拠→具体例』という流れになっています。テンプレを利用するだけで、『内容をしっかりと伝えて読者さんに最後まで読んでもらえる文章』を書けます。
- 結論:ブログの読者数を増やしたいのであれば、記事の「量」より「質」が大事です。
- 理由:なぜなら、記事量だけを増やしても「質」が低いとGoogleに評価されず、検索上位に表示されないからですね。
- 根拠:実際に、既にある3記事に「質」を高めるリライトを施したところ、検索順位が上昇しました。
- 具体例:以下の〇〇を見てください。
結論から書くことで文章の意味が伝わりやすくなります。Web閲覧が70%以上もスマホに移行した今、スクロールしながら読む読者にも内容が伝わりやすいです。
ブログ文章構成をまとめる

本文を書いたら、あとはブログ構成の最後の「まとめ」を書けば記事の完成です。
まとめパートは「読者を行動へと導くパート」。下図における最後の部分です。

読者を行動へ導くのが目的です。「関連する他のブログ記事紹介」や「サービス(アフィリエイト)」などを案内します。
書き方には、ポイントがあるのでご紹介していきます。
まとめの文章構成3ステップ
『まとめ』文章には次の3ステップが含まれています。様々なサイトの投稿に共通したポイントです。
- 本文の内容を箇条書きで再提示
- 読了後、読者の悩みが解決できることを伝える
- CTAを記載
「最後の『まとめ』から読むユーザー」がいるので、以下について再び書きます。
- 本文の内容
- 読了後に得られるベネフィット
単行本で、最後から読む読者に向けて書く「あとがき」のようなものです。
CTA(Call To Action)も忘れずに書きましょう。
※CTAとは「Call to Action」の頭文字で、以下のような行動を起こさせるために設置されます。
・資料請求
・お問い合わせ
・会員登録
・メルマガ登録
・コメント記入
・アフィリエイトリンク

CTAで収益を得られると、仕事の合間に取り組んでいるホームページやブログ制作のモチベーションUPにもつながります。
※CTAには注意点が1つだけあります。
- 『まとめ』の文章が長すぎるとCTAの申込率が下がってしまう
実際にバズ部の発表しているデータでは「まとめ文章は15〜20行で書くとクリック率が最も高い」とのこと。『まとめ』の文章が長すぎるとCTAが下がります。
『まとめ』の文章を書くときに活用してみてください。
まとめ:ブログ文章構成でブログ運営をスムーズに
実際にブログ運営に一歩踏み出したからこその悩みはおおいですよね。本記事ではブログ運営をスムーズにしてくれる「ブログ文章構成案」の作り方についてご紹介してきました。
ブログは、読者(人間と検索エンジン)に、役立つ記事だとを伝える必要があります。検索結果で上位表示されないとPV改善やマーケティングといった段階にすすむことが難しいからですね。これが「好きなことを主張できる」日記との違いです。
ブログ文章の構成は、ブログ収入に直結してきます。
本記事でご紹介した「『ブログ文章構成案』の作り方」「ブログ構成要素の使い方」に沿っていくと、読者に伝わる記事をスムーズに書き上げられます。ご参考になさってみてください。
以下が、各見出しでご紹介してきた内容の再掲です。
- キーワード選定
- 読者ペルソナの設定
- 検索意図のチェック
- 見出しの作成
- 書き出しの作成
- タイトル&ディスクリプションの書き上げ
最初のステップである「キーワード選定」には、以下の無料ツールが便利です。
- 関連キーワード取得ツール(ラッコキーワード):
無料ツール。Googleでよく検索されるキーワードを知ることができる - Ubersuggest:
7日間無料体験あり。月間の検索数やキーワード候補などを調べることができる
千里の道も一歩から。今回は以上です。