
ロングテールSEOとは?ロングテールSEO集客の方法と対策とは?
こんなお悩みに答えます。
✅本記事の内容
・ロングテールSEOとは?
・ロングテールSEOによるブログ集客方法
・ロングテールSEOによるブログ集客対策

この記事を書いている私はリモートで海の仕事をしながら、フリーランス業の傍ら副業ブログを書いています。
本記事のテーマはロングテールSEOです。
検索エンジンで上位表示されるためには、読者の検索ニーズに答える記事の作成が大切ですが、そのために役立つのがロングテールです。
個人のブロガーのブログ集客に最適な方法であるロングテールSEOについてご紹介していきます。
ロングテールSEOとは?

ロングテールSEOとは、ニッチな検索キーワードでブログ記事(コンテンツ)を書くことにより、Webサイトへの検索流入量を増やす方法です。
例えば「海」というキーワードは、検索数がとても多いビッグキーワードであり、検索上位に表示されるのは難しいです。
しかし「海 天気」とキーワードを組み合わせると、「海」より検索数は少ないですが、検索上位を取得できる可能性が上がります。
さらに「海 天気 湘南」とニッチになるほど、もっと検索数は少ないですが、上位に表示される可能性がさらにアップします。
このように、複数キーワードによってニッチなスモールワードで上位表示することによって、検索流入アクセスを増やすSEOの攻略法が、ロングテールSEOです。
特にブログ初心者にとっては、上位表示しないことにはアクセスが見込めないため、ロングテールSEOが大切になってきます。
ロングテールとは
そもそもロングテールとは、元WIRED誌の編集長である
クリス・アンダーソンによって提唱された「需要の少ないニッチな商品をそろえることで売上などの成果に大きく貢献する現象」のことです。
これは、AmazonなどのECサイトの分析から出てきた言葉ですが、SEOにおいても同じ現象が見られます。
下図は、縦軸が月間の検索数、横軸がキーワード数を表していますが、ロングテールキーワードとは右下の70%を占める「検索数は少なくて、キーワード数の多い」灰色の部分にあたります。
ロングテールキーワードは検索数は少ないものの、キーワード数が右側に長く伸びているため、結果として検索流入のボリュームが、下図のとおり80%にもなります。

ロングテールSEOは、コツコツと費用をかけずに行えるSEOであるため高い人気があります。
次に、ロングテールSEOのブログ運営におけるメリットを、ご紹介していきます。
ロングテールSEO対策のメリット

ロングテールSEO対策のメリットには、大きく次の3つがあります。
- 読者ニーズに解決策を提供できる記事を書きやすい
- ローコストで実施できる
- 長期安定型の集客が可能になる
1:読者ニーズに解決策を提供できる記事を書きやすい
複数のキーワードを組み合わせるため、読者のニーズを的確にとらえた記事を作りやすくなります。
「海 天気」を知りたい人は、どこの海の天気を知りたいのか分かりませんが、「海 天気 湘南」と検索するユーザーは、まさに「湘南の海の天気」が知りたいと分かるため、的を絞った記事を書くことがでるからです。
このように、複数キーワードを使うロングテールSEOは、「読者のニーズに的確な解決策を提供する記事を書きやすい」=「高いコンバージョン率の出る記事が書きやすい」というメリットがあります。
2:ローコストで実施できる
2つ目のメリットはリスティング広告と違って広告費もかからないこと。
ロングテールSEOはウェブサイトの内部設計を変更するものでもないため、コストをおさえて個人で行うことができます。
ローコストで実施できるのも、ロングテールSEOのメリットです。
3:長期安定型の集客が可能になる
ロングテールキーワードに対応したコンテンツを、コツコツ計画的に制作していくと、検索流入量を確実に増やしていくことができます。
ニッチなキーワードで上位を狙っているため、ライバルとの競合性が低く、急に順位を落とされる可能性も低くなるからです。
また、1記事あたりの流入量が少なくても、コンテンツの数量で勝負するので、1部のコンテンツ順位が下がっても影響が少なくなります。
このように、長期的に安定した集客が見込めるため、計画的にブログ構築を進めていくことができるのも、ロングテールSEOのメリットです。
ロングテールSEOのデメリット
逆にロングテールSEOのデメリットとしては次の3つがあります。
- 似たようなコンテンツが増えて評価が分散する
- 計画通りに記事を数多く作成する必要があるためコンテンツ管理が大変
- 効果が出るまで時間がかかる
検索順位がはげしく変化するコンテンツは、他の記事と同じではないかと評価が分散してしまいます。作成している記事のまとめファイルを作成して、しっかり管理することも大切です。
それでは次に、ロングテールSEOによるブログ集客の具体的な方法を見ていきます。
ロングテールSEO対策によるブログ集客方法とは

ロングテールSEOにおけるロングテールキーワードについて、下表のとおり「月間検索数」でキーワードを種類分けしてお話していきます。
月間検索数 | |
ロングテールキーワード | 100~500未満 |
ミドルキーワード | 500~3000未満 |
ビッグキーワード | 3000以上 |
ロングテールSEOによる効果的なブログ集客の方法とは、以下の順にブログ記事を書いていくというものです。
- ロングテールキーワード記事
- ミドルキーワード記事
- ビッグキーワード記事

具体的には「ロングテールキーワード記事」を10~15記事書いたら「ミドルキーワード記事」を1つ書くイメージです。
そして「ミドルキーワード記事」を3記事書いたら、ビッグ記事を1つ。
すると、
- 「ロングテールキーワード記事」は、上位表示されやすいためユーザーが見にくる
- 「ロングテール記事」に「ミドル記事」の内部リンクを貼れば、読者は「ミドルキーワード記事」にアクセスする
- 「ミドルキーワード記事」に「ビッグキーワード記事」の内部リンクを貼れば、ユーザーは「ビッグキーワード」にアクセスする
このように「ロングテール記事」から「ミドルキーワード記事」→「ビッグキーワード記事」と読まれることで、ミドルキーワードやビッグキーワードも上位表示されやすくなります。

私はロングテールSEOを考えずにブログ記事を書き始めたため、サイト構造の手直しに時間が掛かってしまいました。
まだ記事数が少ない場合は、ロングテールSEOを早い目に意識してみるのがおススメです。
では、具体的なロングテールSEO対策の方法を解説していきます。
ロングテールSEOのキーワード選定対策
ロングテールSEOによるキーワード選定の具体的な方法は次の3ステップです。
- ビッグキーワードを決める
- ミドルキーワードを調べる
- ロングテールキーワードを調べる
順に見ていきます。
①:ビッグキーワードを決める

ロングテールSEOを効果的に行うには、まずはブログで何を発信したいのかを決める必要があります。
TOPページに書くキーワードです。
例えば、「海に関するwebサイトを作る場合」は、「海」がビッグキーワードになります。

実際にキーワード検索ツールUbersuggestで調べたところ、「海」は110,000も月間検索数があるため十分に需要があることが分かります。
キーワードプランナーより使いやすいSEOキーワードツールが知りたい色々なSEO情報をシンプルに知りたい こんなお悩みを解決できる記事となっています。 ✅本記事の内容・Ubersuggestの使い方・Ubersuggest …
②:ミドルキーワードを調べる

次に、「海」関連するミドルキーワードを調べます。
下の画像だと7つの複合キーワードだけですが、実際はもう少しあります。

このように、一定数以上の検索ニーズがあるミドルキーワードを、カテゴリーページに設定します。

Webサイトをキーワードをベースにしたカテゴリー設定にした方が、サイト全体のSEOを大きく改善することができます。
③:ロングテールキーワードを調べる

カテゴリーに設定するミドルキーワードが決まったら、次にロングテールキーワードを調べていきます。
例えば、「海 キャンプ」というカテゴリーだけでも、以下のようにたくさん出てきます。

これらのロングテールキーワードを使って、一つ一つ良質な記事を書いていくことによって、「海キャンプ」というミドルキーワードでやっと上位を獲得できることになります。
そしてミドル記事に内部リンクを貼ることで、その他の記事の順位も上がっていきます。
地道ですが、この方法でコツコツと質の高い記事を書き続けることがロングテールSEOによるブログ集客対策になります。
ロングテールSEO対策の注意点
最後にロングテールSEOを行うときの注意点を1つ。
ドアウェイページを作成してしまいGoogleガイドライン違反とならないように気をつけましょう。
ドアウェイページとは、タイトルや見出しを「地名+メインキーワード」の組み合わせで大量に作成する手法です。「湘南 海」「白浜 海」「沖縄 海」とキーワードだけ変えてコンテンツ内容がほぼ同じような記事です。
最悪インデックス削除にもなってしまいます。
まとめ
繰り返しになりますが、効果的にロングテールSEO対策するには、以下の順に記事を作成していきます。
- ロングテールキーワードで10~15記事ほど作る
- その次にミドルキーワードで1記事書く
- ミドル3記事作ったらビッグキーワードで1記事書く
ロングテール一つ一つ記事を量産していけば、着実にブログのアクセス数が少しずつ増えていきます。
特にブログを立ち上げたばかりの頃は、アクセス数が少ないので、ニッチなロングテールキーワードの記事を作成していきましょう。
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