
ダイビングの次のステップとして潜ることを仕事にしたい!
潜水士資格とダイビングライセンスは何が違うの?
そもそも潜水士試験ってなに?
こんなお悩みに答える記事となっています。
✅本記事の内容
・潜水士資格とダイビングライセンスは何が違う?
・潜水士試験テキスト・過去問は一択
・潜水士試験の難易度・日程・科目・合格発表

この記事を書いている自分は、もと海の技術者です。フリーランス業務で急遽必要になり潜水士資格を取得しました。
これから海の中をフィールドに活躍される方
または陸暮らしだけど海の仕事に興味がある方に向けて、
潜水士という仕事
そして試験合格の方法について
分かる内容となっています
ぜひ最後まで読み進めてみて下さい。
潜水士資格とダイビングライセンスは何が違う?
潜水士試験とは
潜ることを仕事にするための資格試験です。
似た資格であるダイビングライセンスは
レジャー目的ですが、
潜水士資格は「労働安全衛生法」を
根拠とした国家資格となっています。
このため法律や規制を守った上で
潜水業務を行うことを目的として
試験が行われています。

驚いたのですが、ダイビングライセンスと違って筆記のみの試験です。
潜水士資格が必要な仕事とは
水中で業務を行うときは
潜水士資格が必須です。
例として
下記のような仕事において
潜水士資格が必要です。
- ダイビングインストラクター
- 水中カメラマン
- サルベージなど水中工事を行う建設会社
- 海洋調査を行う研究者
- 海上保安庁
- 海上自衛隊
取得費用は10,000円程度
潜水士資格の取得にかかる費用は
下表のとおり合計すると10,000円程度です。
受験申請書を取り寄せる為の返信用封筒 | 205円 |
受験申請書の郵送代(書留郵便) | 460円 |
試験手数料 | 6800円 |
合格後の免許申請手数料(収入印紙) | 1500円 |
返信用切手 | 404円 |
免許申請書の郵送代(書留郵便) | 460円 |
この他テキスト代や
講習を受けた場合はその費用が
別途必要になってきます。
潜水士資格は有効期限なし
潜水士資格には 有効期限はありません。
ただし潜水士資格を取り消されたばあいは、
取り消しの日から1年経過しないと
再取得することはできないので注意が必要です。

免許証を他人に譲渡したり貸与したときには免許を取り消されることがあります。
潜水士免許が正式名称
履歴書などに潜水士資格を
記入するときは「 潜水士免許」と
記載しましょう。
潜水士資格試験の難易度・日程・科目・合格発表

潜水士資格は受験要件がなく、
誰でも受けることができます。

ただし外国語対応していないため、海外の方が日本で潜って仕事をする場合には苦労されていました。
ただし合格後の免許交付対象は18才以上と
定められているため、
18才未満で試験に合格したときは
免許交付は18才になるまで待つ必要があります。
ここからは試験の概要を
ご紹介します。
- 潜水士試験の難易度
- 潜水士士試験の日程
- 潜水士試験の科目
- 潜水士試験合格発表
潜水士資格試験の難易度
合格率はなんと約80%もあります。
なぜなら
受験者の多くが
海上保安学校や警察学校の生徒さんで
学校で筆記試験の内容を習得しているからです。
なかなか考えさせられる試験問題も多いので
しっかりと準備してテストを受けましょう。
潜水士試験の日程
試験日程に関しては
感染症対策もあり変更の可能性があるため
安全衛生技術試験協会の公式HPで
確認してみてください。
潜水士試験時間
試験科目は以下の4つです。
午前試験(10:00〜12:00) | ①潜水業務 ②送気・潜降及び浮上 |
午後試験(13:30〜15:30) | ③高気圧障害 ④関係法令 |
潜水士試験合格発表
合格発表日については
試験当日に試験官より
説明があります。
安全衛生技術試験協会HPで
合格発表があった後に
合格通知はがきが郵送されてきます。

HPの合格発表時間は予定より遅れることもあります。私の時は2時間30分くらい遅れての発表でした。焦らず気長に待ちましょう。
潜水士資格試験テキスト・過去問は一択

潜水士試験の試験対策には
『 7日間マスター 潜水士試験 合格テキスト+模擬テスト』
がイチオシです。
テキストの冒頭に
「最低限の労力で合格できることを
コンセプトに執筆した」と書かれているとおり
本当に重要な個所のみが書かれたテキストとなっています。

私はこのテキストを毎日2時間×5日間の勉強で、合格できました。良書です!
潜水士試験過去問
『 7日間マスター 潜水士試験 合格テキスト+模擬テスト』
には模擬テストも3回分ついていますが、
的が絞られすぎていて不安な方は
過去問題も併用してみて下さい。
潜水士試験の過去問題は
2回分であれば安全衛生技術試験協会HPで
確認することができます。
潜水士試験講習
もし独学がどうしても難しい場合は
潜水士試験の前に開催されている
講習もあります。
もし講習を受ける場合には
講習代に2万円程度必要となります。
潜水士は海に囲まれた日本にとって重要な職種です。
潜水士の仕事そして潜水士試験の内容について
ご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか?
潜水士は島国である日本には
欠かせない仕事です。
ダイビングで海が好きになった人だけでなく
海を仕事のフィールドに選びたい方も
ぜひこの資格に挑戦してみて下さい。
その他の海の仕事は下の記事で紹介しています。
ご参考まで。
海の仕事に興味があるけど、どんな種類がある? どうやってアプローチすればいい? こんなお悩みに答える記事を書きました。 ✅本記事の内容・海上で働く仕事・海の近くで働く仕事・海中で働く仕事 海に360度とり囲まれた日本。で …