
個人ブログSEOのおすすめが知りたい。
こんな疑問に答える記事です。
✅本記事の内容
・個人ブログSEO【内部SEO対策】
・個人ブログSEO【外部SEO対策】
・個人ブログSEO【コンテンツ対策】

この記事を書いている私は、もと海のエンジニアです。いまは自然豊かな田舎で暮らしながら副業ブログを書いています。
コアアルゴリズムアップデートや在宅ワーク・外出自粛によるニーズ変化、DXやAIの普及など個人ブロガーをとりまく環境変化も大きな昨今、これから取り組みたい個人ブログSEOについてまとめました。
2021年以降のブログ運営の一助としてお役立てください。
※これから「WordPressブログを始めたい!」という方は次の記事をご参考になさってみてください。
WordPressブログの始め方が知りたい。初心者でも分かるように教えてほしい。サーバーとか、ドメインとか分からなくても開設できるの? こんなお悩みを解決します。 ✅本記事の内容(所要時間)・サーバーのレンタル契約(15 …
それでは、下記の順にお話していきます。
- 個人ブログの内部SEO対策
- 外部SEO対策
- コンテンツSEO対策
個人ブログSEO【内部SEO対策】

まずは個人ブログの内部SEO対策です。
協調スニペットの他、2021年5月から検索エンジンの順位決定の要素に加わるCore Web Vitals(コアウェブバイタル)など、今後取り組みたいSEOについてお話していきます。
- Core Web Vitals
- 4つの指標
- 強調スニペット
※既存のインデックス最適化やクローラー最適化については、「内部SEO対策とは?」の記事をご参照ください。
①:Core Web Vitals(コアウェブバイタル)対策
Core Web Vitalsとはユーザー体験の質の最適化に共通する指標のことです。
Googleが優れたユーザー体験を提供するための取組で、Google 検索への導入時期は2021年5月と公表されています。
これらのCore Web VItals対策について、GoogleはGoogleサーチコンソールを最適化支援ツールだとしています。Googleサーチコンソール「Webに関する指標」からCore Web Vitalsの状況を確認することが可能なのでチェックしてみましょう。
3つの指標はそれぞれ次のユーザーエクスペリエンスに関するシグナルとなっています。

- LCP:ページの表示速度
- FID:ユーザー操作への応答性
- CLS:レイアウト崩れなどの安定性
LCP
読み込みパフォーマンスを測定。良いユーザー体験のためにはページ読み込みを開始してから2.5秒以内の表示が理想とされています。
参考:Largest Contentful Paint (LCP)
FID
ユーザー操作(クリックやタップ、入力)から反応するまでの時間を測定。100ミリ秒以下が良いユーザー体験とされています。
参考:First Input Delay (FID)
CLS
レイアウトずれの量を独自に指標化して評価。ユーザーが予期しない視覚的な崩れなどの安定性を測定し、0.1未満のCLS維持が理想とされています。
参考:Cumulative Layout Shift (CLS)
これらのCore Web Vitalsに加えて次の4指標も引き続き対策が必要です。
②:4つの指標対策
「モバイルフレンドリー」「セーフブラウジング」「HTTPS化」「邪魔なインターステイシャルがないこと」という4指標も、引き続きGoogle検索ランキングの要因なっています。

- モバイルフレンドリー
- セーフブラウジング
- HTTPS化
- 邪魔なインターステイシャルがないこと
モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーテストで確かめることのできる指標で、ページがモバイルフレンドリーかどうかを確認するシグナルです。
セーフブラウジング
[セキュリティの問題]レポートからチェックできる指標です。悪意のあるコンテンツが存在しないことや安全にページ閲覧可能かを見ているシグナルです。
HTTPS化
「HTTPSでサイトを保護する」を参考にまだ設定が済んでいない場合はHTTPS化しましょう。HTTPSでページが保護されているかも指標の1つです。
邪魔なインターステイシャルがないこと
Google検索セントラルで詳細を確認できますが、全面広告や邪魔なポップアップがなくページ内のコンテンツにアクセスしやすいかも指標の1つです。
③:強調スニペット表示対策
Google検索の回答となるWebサイトを検索結果の最上部で強調表示する仕組み
強調スニペットとは検索結果ページの最上部に表示される記事の抜粋のことで、今後もGoogleは様々な強調スニペットを設けていくはずです。
というのも、ユーザーが直ぐに検索意図を満たすことができることから優れたユーザー体験につながるからです。
例として、もし個人ブログの記事から抜粋が強調スニペット表示されれば、アクセスアップが期待できます。
ブログ運営者側で対応できることは少ないですが、スニペット表示されやすいポイントがいくつかあります。
- 上位(10位以内)に表示されること
- 短く簡潔な「~とは~です/ます」といった回答を書くこと
- 適切なHTMLマークアップを用いること
- Googleポリシーに準拠すること
GoogleアシスタントやAlexa(アレクサ)などの音声検索で、この強調スニペットが回答として返されるケースもあります。日本ではまだ普及していない音声検索ですが、今後は海外と同様に広まる可能性もあります。
個人ブログSEO②【外部SEO対策】

個人ブログSEOの2つ目は外部SEO対策です。
外部サイトからバックリンクを得るための施策として、次の2点をご紹介します。
- 良い記事を書く
- E-A-Tを意識する
①:良い記事を書く
外部サイトからの被リンクを得るためには質の良い記事を書いていくことが大切になります。
なぜなら「このサイトは良い記事が多いからリンクしたい」と思ってもらうためには記事のクオリティが大事だからです。
被リンクは「量だけでなく質も重要」と言われていて、専門サイトからもリンクをもらえるような記事を目指していきましょう。
読者さんに役立てる良い記事は、リンクを伴わないサイテーションやレピュテーションにもいい効果があります。
まずはユーザーの検索意図に基づいた記事作成がファーストステップになります。検索意図に沿った記事作成については下記の記事をご参照ください。
SEOにおける検索意図についての基本的な情報と、その活用方法が知りたい…。 こんなお悩みを解決する記事となっています。 ✅本記事の内容・SEOにおける検索意図とは?・SEOにおける検索意図が重要な理由・検索意図を調べる3 …
②:E-A-Tを意識する
E-A-T(専門性-権威性-信頼性)対策もとても大切です。
なぜなら検索アルゴリズムにおいて非常に重要視されているからです。
実際に、E-A-Tが評価されている結果として企業サイトが上位表示されていて、個人メディアが上位表示をしにくくなっています。
ただ逆にいうと個人でも保有する資格や経験・実績に基づいて専門サイトから被リンクを獲得できればE-A-Tを活かしていくことができます。
E-A-TやYMYLについての詳しい情報は、次の記事でご紹介しています。
SEO対策で耳にするEATってなに?EATの具体的な対策は? このようなお悩みを解決できる記事となっています。 ✅本記事の内容・E-A-Tとは?・E-A-Tの重要性・E-A-Tが特に求められるジャンル・E-A-Tを具体的 …
個人ブログSEO③【コンテンツ対策】

個人ブログSEOのコンテンツ対策としては、大きく5つあります。
- リライトで高品質記事をふやす
- ごちゃまぜブログより特化型
- サイト構造を整える
- 音声検索を意識する
- 競合サイトをチェックする
①:リライトで高品質記事をふやす
ユーザーに最新の情報を提供できるように、過去に書いた記事を検索意図に基づいてリライトしていきましょう。
時間が経過することで、情報が古くなってしまうと記事の内容が現状とあっていない可能性があるからです。
例えば資格試験の記事であれば、参考書は毎年変わっていきます。ずっと古い参考書を紹介しているとユーザーの利便性を損ねることになってしまいます。
よく100記事を書こうと耳にしますが、それも記事の質を高めるのに100記事くらいの練習がいるということです。質の高い新規記事をコツコツと書き続けつつ、過去の記事は新鮮な情報にリライトしていきましょう。
②:ごちゃまぜブログより特化型
ごちゃまぜの雑記ブログよりも特化型の方が検索上位になりやすいです。
理由は、特化型ブログの方が専門性やE-A-Tの面でもユーザーが安心して情報を参照できるからで、ユーザーの利便性につながる特化サイトはGoogleで評価されやすくなっています。
このためこれからブログ運営をするなら、ごちゃまぜ雑記ブログよりも月5万円稼げる特化サイトを複数持つ方がおすすめです。
③:サイト構造を整える
サイト構造は月間検索ボリュームの小さいロングテールキーワード記事で、検索ボリュームの大きいメイン記事を支える構造にしましょう。
というのも次のようなメリットがあるからです。
・1つの記事が評価されると別記事も評価されやすい
・情報を網羅的に提供できる
下図のようなイメージです。

月間検索ボリュームの少ない記事でアクセスを集めて、検索ボリュームの大きい記事の評価も高めていくことができます。
最近ではトピッククラスター戦略という方法も耳にするようになりました。詳しくは外部サイトの記事「【SEO対策の新定番】トピッククラスターとは? 実施方法やメリットを紹介」をご参照ください。
④:音声検索を意識する
音声検索も意識しましょう。
なぜなら、海外では25~49歳の65%が音声検索を利用していて、日本での利用拡大も見込まれるためです。
音声検索SEOについては外部サイトの記事「グーグル音声検索SEOで知っておきたい11の事実」をご参照ください。
⑤:競合サイトをチェックする
記事のキーワードで上位10位までに表示されている記事をチェックして、自分の記事で抜け落ちているユーザーニーズを確認しましょう。
というのも、どうしても個人ブログだと気づけないこともあり、他の視点から気づきを得ることができるからです。
その上で自分の体験などオリジナル情報も加えて、読者さんに役立つ記事を書き続けていきましょう。
個人ブログSEOとはユーザー体験を高めること

ここまで個人ブログSEOについてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
繰り返し出てきたのは「ユーザー体験」を高めることでした。Googleが一貫して求めているのはユーザーエクスペリエンスの向上です。
実際にGoogleは下記のように述べています。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
Googleが掲げる10の事実
今回ご紹介してきたCore Web VitalsもE-A-Tもコンテンツ対策も、すべてはUX、ユーザーエクスペリエンスを高めること。
個人ブログの強みである「経験」というオリジナリティも加えながら、 ユーザー体験を高めることで個人ブログSEOに取り組んでいきましょう。
今回は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!