
クルーズで船酔いするか心配…
クルーズで船酔いしてしまった時の対処法が知りたい!
こんなお悩みに答える記事となっています。
✅本記事の内容
・クルーズの船酔い原因は?
・クルーズの船酔い対策
・船酔いがクルーズ船上でどうしても治らなかったら

この記事を書いている私は、もと海の技術者です。
いまは自然豊かな田舎で暮らしながらブログを書いています。
せっかくのクルーズ旅を楽しめるように、
船酔い対策についてしっかりと知っておくことを
おすすめします。
今回は15年近い海上経験で知った
船酔い対策をご紹介します。
クルーズの船酔い原因は?

船酔いの原因は
自律神経のバランスが崩れることです。
理由は
平衡感覚を感知する
脳や三半規管が
「普段感じることのない揺れ」に
疲労してしまうから。
15年近い海上経験からは、
どんなに船に弱い人でも
時間とともに揺れにも慣れることが
ほとんどです。
疲労や睡眠不足は
船酔いの原因になりやすいので
しっかりと食べることも含めた
健康管理がとても大切です。

一時的な船酔いはそれほど心配することはないですが、長く続く場合は別の症状かもしれないので注意が必要です。例えば私は船上で突発性難聴になり、平衡感覚を失い船酔い状態になりました。
クルージングプランの選択は慎重に
クルージングプランの選択は
身近で乗れる短期プランからがおススメです。
なぜなら
「大きい船だから酔いにくい」とか、
「揺れが大きいから揺れる」よりも
慣れてないタイプの揺れに人は弱いからです。
仕事で長く船に乗っている人でも
船の形によっては
同じ大きさの船でも
酔ったりしています。
初めてクルーズに乗るまでは
どんな揺れに弱いか分からないので
まずは短期のクルーズを
楽しんでみてください。
大型船は
減揺装置(フィンスタビライザー)が
付いていることが多いですし、
瀬戸内クルーズであれば大荒れになることも少ないので
初心者向きかと思います。
クルーズ船の揺れにくい場所は?
船は真ん中に近くて
下の方が揺れにくいです。
ダルマと同じで重心が中心下方にあるため
揺れた時には
端っこの上の方ほど
よく揺れます。
なお
船の揺れには大きく
次の4つがあります。
・ピッチング(縦揺れ)
・ローリング(横揺れ)
・ヨーイング(水平面での左右の揺れ)
・ヒービング(上下動)
居室は自由に選べないかと思いますが、
船酔い時にはなるべく揺れにくい場所にある
ソファなどに横になるとラクになりやすいです。
クルーズの船酔い対策

船酔いの対処には
やはり酔い止めが一番効きます。
仕事として
海上で働く人の多くは
酔い止めで乗り切っています。

アネロンを飲んでいる人が多かったです。
もちろん水平線を見るとか
体を締め付けない服を着る
外の空気を吸うとかの対処法もありますが、
船酔いの時は
外に出るのも危険ですし
窓際は端に近いので揺れやすいです。

船から海に吐きにいって、そのまま海に落ちた仕事仲間がいました。そのケースでは夜にもかかわらず奇跡的に数時間後に見つかりましたが、命を落としてたかもしれません。くれぐれも船酔い時の1人で外出は避けましょう。
クルーズ船には船酔い止めが
常備されていますが、
海外クルーズの時は
日本製品を準備品に入れておくと
安心かもしれません。
繰り返しになりますが
船酔い時に船外に出る時は
1人でなくて2人以上で出るようにしましょう。
大揺れで酔ってしまう時の対策
横たわっているのが一番です。
なぜなら
船酔いは気にすればするほど
ますます自律神経が乱れて
症状がひどくなりやすいからです。
酔い止めも効かないほどなら
ベッドで横になってるのが一番です。

ただ寝てるだけだと船酔いのことを考えてしまうならツボ押しも気が休まります。プラシーボ効果のように「これが効く」という思いが自律神経を落ち着かせます。
- 内関:手のひら側の手首付け根から指3本分ひじ側のところ
- 外関:手の甲側の手首付け根から指3本ひじ側のところ
- 翳風:耳たぶ裏のくぼまったところ
- 築賓:足の内側のくるぶしから指5本分ひざ側のところ
- 侠谿:足の薬指と小指のつけ根の間の薬指寄りのくぼみ

空腹も船酔いによくないので、飴やウィ―ダ―インゼリーなど胃に入れやすいものを持って行っておくのも役立ちます。
クルーズ船の長期航海を楽しむコツ
長期航海では
普段楽しんでいる本や雑誌、
ゲーム機器などを持ち込むことを
おすすめします。
なぜなら
周りは全て海。
行動範囲はクルーズ船内だけ。
せっかくのクルーズだからと
普段のリラックスアイテムを持ち込まないと
うまく息抜きできなくなります。
長旅の疲れで
ストレスがたまっても
船酔いには良くないです。
船で働いている人たちも
食事やジムの他に、各人の趣味を持ち込んでいます。
私はブログを船上で書いたり
楽器を弾いたりしてました。
船は陸上ほどのネット速度はきたいできないのと、
24時間誰かが寝ている可能性があるので、
ストリーミングでの映画鑑賞や
楽器を弾く人は
事前にクルーズ運航会社さんに確認してみてください。

若い人は、誘惑の少ない海上なのでスキルアップにも向いています。旅行記をブログでアップするのもいいかもしれませんね。
船酔いがクルーズ船上でどうしても治らなかったら

クルーズ船では
船医も乗船していることが多いため
陸に搬送されることなく
海上で治療を受けることができるはずです。
船医さんの有無は
乗船前にしっかりと確認しておきましょう。
船医さんが乗っていない場合でも
船上には同様に陸上の医師の指示に基づいて
処置してくれる方が乗っている場合があります。

船酔いではないですが私が突発性難聴で平衡感覚を失って
船酔いに似た吐き気になった時には、船上の看護士さんが陸上の医師に連絡をとって対応してくださいました。
どうしても船上での対応では
船酔いが治らなかった人は、
陸上に搬送したこともあります。
(私が観測船に乗っていた時)
なんにしても
大事に至るまえに船のスタッフが
適切に対応してくれることは間違いありません。
世界一周クルーズが初めてなら

最後に
もし世界が落ち着いたら
世界一周の船旅にいきたいという方に
日本語だけでできるクルーズを
ご紹介して終わります。
よく街中で見かけるポスターの
のべ6万人が参加した地球一周クルーズ
「ピースボート」です。
クルーズ旅行に興味がある方は
どんな体験ができるのか
ぜひ資料請求して確認されてみてください。

私は15年近く海で働いてきましたが、船旅では陸では見ることのできない美しい風景にも出会えます。
ピースボート地球一周の船旅
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クルーズの船酔い対策まとめ
また感染拡大に伴う海外のクルーズ船に関する
注意喚起については下記をご参照ください。
外務省「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う海外のクルーズ船に関する注意喚起」
船酔いした時に役立つ
酔い止め薬は、
海外のクルーズであれば
海外製となる可能性が高いです。
心配事を少しでも減らした方がいいという方は
日本製の酔い止めを準備していくことを
お勧めします。
準備万端ととのえて
クルーズを楽しみましょう。
ご安航を!