
「海の映画やドキュメンタリーを見たい」
そんな方に、長編・短編8作品をご紹介していきます。

この記事を書いている私は、海をフィールドに15年。いまはフリーランスとして働く海人です。
✅本記事の内容
・海の映画おすすめ6つ
・海の映画おすすめ視聴サイト3選
・海のドキュメンタリーおすすめ
海と聞いて何をイメージしますか?
私はサンゴの産卵やクジラの出産など。自宅のテレビで見た神秘的なシーンを思い浮かべていました。
でも大海原で働くようになって、危険だったり不気味だったりする海に出会ってきました。
今回ご紹介する海の映画とドキュメンタリーでは、大自然の美しさだけでなく、そんな自然の猛威、海上の危険、SDGsでも取り上げられる海洋問題も知ることができます。
海の映画おすすめ6つ
ではさっそく海のおすすめ映画からご紹介していきます。
- グラン・ブルー
- キャプテンフィリップス
- バーニング・オーシャン
- モアナと伝説の海
- 海の上のピアニスト
- アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
海の映画:洋画
グラン・ブルー(Le Grand Bleu)
実在のフリーダイバーであるジャック・マイヨールの協力で映画化したダイビング映画。
北極海~赤道の海で仕事をしてきた私が見ても、海のすばらしさを感じてDVD購入してしまった作品です。この映画に影響をうけてダイビング資格も取得したくらいです。
監督も10代からダイビングに親しんできたリュック・ベンソン。
海の自然な映像を体感できる作品となっています。
- 上映時間:120分(日本公開版)
- 監督:リュック・ベッソン
- 受賞歴:セザール賞ベストサウンドトラック賞
- 公開日:1988年8月20日
キャプテンフィリップス
2009年にソマリア沖で実際にあった海賊船による貨物船人質事件を、トムハンクスが主演で映画化したサスペンスムービー。
海の仕事では海賊対策トレーニングも行ってきましたが、その訓練の大事さを痛感。
船上生活をリアルに感じる映像とストーリーに引き込まれます。
北極海航路が開発されている一因でもある「海賊問題の原因」について考えさせられる作品です。
- 上映時間:134分
- 監督:ポール・グリーングラス
- 受賞歴:アカデミー賞&ゴールデングローブ賞ノミネート
バーニング・オーシャン
2010年メキシコ湾原油流出事故をモチーフとした映画。
パニック映画として優れているだけでなく、社会を支える石油が海上の危険な環境で生産されている現実、そして船だけではない海の仕事を知ることのできます。
海底石油探鉱の仕事をしていた時期に見たこともあり、企業利益と人の生命のどちらを優先するのか、そんな舞台にどう対応するのか。そんなリアルな映像にくぎ付けでした。
ラストには実際の事故映像も使用されています。
- 上映時間:107分
- 監督:ピーター・バーグ
- 受賞歴:アカデミー賞視覚効果賞、音響編集賞
- 公開日:2017年4月21日
海の上のピアニスト
海と音楽が美しく描かれた作品。
音楽を船で弾きつづける主人公の美しい音色に魅了されます。
わたしは海上の仕事を終えてから船室で鑑賞。下船後にYAMAHAのサイレントギターを購入して、それ以降はどの船に乗っても楽器を弾いていたくらいです。
海上の暮らしも垣間見れる良作です。
- 上映時間:125分
- 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
- 受賞歴:
・ゴールデングローブ賞最優秀作曲書
・ヨーロッパ映画賞最優秀撮影監督賞
・ゴールデン・サテライト賞最優秀美術監督・美術デザイン賞
・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀監督賞・最優秀美術賞・最優秀音楽賞・最優秀撮影賞・最優秀衣装デザイン賞・審査員賞
・なすとろ・ダルジェント賞最優秀製作賞・最優秀監督賞・最優秀美術賞・最優秀脚本賞・最優秀衣装デザイン賞・特別賞 - 公開日:1999年12月18日
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
海をデジタルでここまで表現できるようになったことに感動した映画。
初めて体験した4DXシアターでは、実際の海と違う揺れやしぶきの体験でも驚きました。
捕鯨問題についての1つの見方を知るのにも適した映画です。
- 上映時間:192分
- 監督:ジェームズ・キャメロン
- 公開日:2022年12月16日
海の映画:アニメ
モアナと伝説の海
ディズニーの3Dコンピュータアニメーション提供によるアドベンチャー映画。
海を見つづけた自分ですらも驚く波の表現、子供から大人まで楽しめるストーリー、素敵な音楽がミックスされたエンタメ作品です。
主人公の挑戦に勇気づけられます。
- 上映時間:107分
- 監督:ジョン・マスカー ロン・クレメンツ
- 受賞歴:アカデミー賞長編アニメーション賞&主題歌賞ノミネート
- 公開日:2017年3月10日
海の映画おすすめ視聴サイト

今回ご紹介した海の映画は、Amazon Primeでも観れますが有料が多いです。Huluは視聴不可が多いです。
U-NEXTも含めて比較表してみました。
視聴サービス | Amazon Prime VIDEO | U-NEXT | Hulu |
---|---|---|---|
グラン・ブルー | 216円~ | 無料 | 視聴不可 |
キャプテンフィリップス | 299円~ | 視聴不可 | 視聴不可 |
バーニング・オーシャン | 視聴不可 | 無料 | 視聴不可 |
モアナと伝説の海 | 300円~ | 無料 | 視聴不可 |
海の上のピアニスト | 399円~ | 視聴不可 | 440円~ |
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- トライアル開始後31日以内に解約する
- 合計600円以上の有料コンテンツは利用しない
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海の映画を視聴したらU-NEXT解約
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予定表アプリなどに解約予定日をいれておくと忘れずにすみます。
やっぱり海の映画トップはTUTAYA
残念ながらU-NEXTでは海の上のピアニストは視聴できません。
海の上のピアニスト視聴はAmazon Prime VIDEO、またはHulu。
または近くのTUTAYAでDVDレンタルするのも1つです。
店舗閉店のプレスリリース掲載が多いTUTAYAですが、まだまだ海の映画を見るなら選択肢の1つです。
海のドキュメンタリーもおすすめ
海の動画には映画以外にもBBCやNHKのドキュメンタリーに優れた作品が沢山あります。
今回は次の5つをご紹介します。視点を変えるだけで表情をかえる海を知ることができます。
- 生生流転
- Water Baby
- ブループラネットⅡ
- チェイシング・コーラル
- プラスチック・オーシャン
海のドキュメンタリー:邦画
生生流転|Us 4 IRIOMOTE THE MOVIE
生生流転は、世界自然遺産登録が見込まれる西表島を舞台にしたドキュメンタリー映画。
深みある島人(しまびぃとぅ)の想いや挑戦ををとおして、人生について深く考えさせられる2021年7月公開のプロジェクトです。
西表島には、マングローブ調査で滞在したことがあるのですが、いかに表面しか見ていなかったのか映像をとおして痛感しました。
エコツーリズム、自然と人間の共生など、深く考えさせられる作品です。
映画祭などのイベントにもおすすめです。
Water Baby
再生回数が800万回を超えるインパクトドキュメンタリー。
世界3つの映画祭で受賞し、5つの映画祭で出展作品に選出。
フリーダイバーの福本幸子さんが、パートナーのウィリアムさんとニュージーランドで水中出産を経験する様子を追った短編となっています。
※続編「Pacific Mother」完成に向けたクラウドファンディングに挑戦中。
期間:2021年7月22日〜9月22日
目標金額:1000万円
プラットフォーム:CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/view/457022
Patagoniaアンバサダーであるキミ・ウェルナーや、「ロードオブザリング」に関わった音楽プロデューサーが参加。
海のドキュメンタリー:洋画
ブループラネットⅡ
英国BBCと米国Discovery Channelが制作した海洋ドキュメンタリー続編。
15年近く海の上でメインで暮らしてきた私でも見たことがない海と大自然の映像が圧巻です。一生かけても全てを把握できないスケールの大きな海を知ることができます。
気候変動でインパクトを受けている海にとって、この撮影でしか見れなくなるかもしれない貴重なメディア記録となっています。
海はいつまでたっても興味の尽きない対象であることを想起させられたフィルムです。
チェイシング・コーラル
Netflixオリジナル配信で、サンゴ礁問題を取り扱っています。
サンゴ礁研究のフィールドワークに参加していたこともあり、温暖化問題を含めて考えさせられました。
ダイバーなら一見の価値ありです。
プラスチック・オーシャン
海洋汚染プラスチックごみの問題に関するドキュメンタリー。
ドイツの研究者とマイクロプラスチック調査をしたことを思い出しながら視聴。
世界中で社会問題にもなっている水中のマイクロプラスチック問題に挑戦したい人、SDGs活動で支援したい人の概要把握にもおすすめです。
海の映画ドキュメンタリーおすすめ8作品:まとめ
今回は、もと海上職が選ぶおすすめ海の映画5つとドキュメンタリー5つをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
- グラン・ブルー
- キャプテンフィリップス
- バーニング・オーシャン
- モアナと伝説の海
- 海の上のピアニスト
- アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
- 生生流転
- Water Baby
- ブループラネットⅡ
- チェイシング・コーラル
- プラスチック・オーシャン
視聴可能な海の作品は時期によっても変わっていきますので、Amazon Prime VIDEOやU-NEXT、Hulu、Netflixのサイトで確認ください。
海の魅力や海上の仕事を知るきっかけになれば幸いです。