
高校生を卒業して何がしたいかわからない…
大学生から社会人になって何がしたいかわからない…
こんなお悩みに答える記事となっています。
✅本記事の内容
・高校生や大学生が「進路」を知るためのポイント
・高校生や大学生がまず試したい行動とは?
・何がしたいか分からない高校生・大学生だった自分の例
・何がしたいかわからない高校生や大学生が抱く疑問3つ
高校生や大学生にとっては、卒業後の悩みが尽きない時代ではないでしょうか?というのも、選択肢がたくさんあるからですね。
進路、就職、キャリアパスだけでなく、ひょっとしたら老後まで悩んでいる人もいるかもしれません。
本記事では、そんな情報過多の時代にいきる学生さんに向けて、これからの進路を決めるヒントを3つご紹介していきます。特に1つは普遍的なヒントなので長く役に立つはずです。
わたしは大学卒業後にミュージシャンを目指し、その後は北極に行ったり、7回転職したり。副業で独立してフリーランスになったり。こんな人生を送ってきました。剣道のしすぎで疲労骨折したり、働きすぎて倒れた経験もあります。
でも、本記事で紹介する人生の羅針盤となるヒントで、人生航路を舵切りし続けることができています(傍からみるとめちゃくちゃかもしれませんが、理想のライフスタイルに近づくことができました)。
本記事は、そんな将来の針路をつかむための3つのポイントのご紹介です。
何がしたいか分からない高校生や大学生が「進路」を知るためのポイント

『針路をを知るための3つのポイント』を、さっそく紹介します。
何がしたいか分からない高校生や大学生が、人生の荒波を乗り越えていくコンパスになるはずです。
- シリコンバレーのSTEAM
- 人生の意味
- 実際に行動してみる
順に見ていきますね。
何がしたいかを知るポイント①:シリコンバレーのSTEAM(スティーム)
1つ目のポイントは『STEAM(スティーム)』。これから活躍する人材についてのコンセプトです。
世界的には次のような人が活躍するといわれているので、進路の選択時に参考にしてみてくださいね。
・科学(Science)
・技術(Technology)
・工学(Engineering)
・アート(Arts)
・数学(Mathematics)
まとめると理数系科目と実学、そしてアートですね。
特にアートには「これまでにない発想で革新的なアイデアを出す」ことが求められています。芸術系の学校を出た人の活躍の場がシリコンバレーを中心に広がっているんです。
気をつけたいのは、「この5科目を完璧にできるようにしないと、社会で活躍できない」ということではないことです。大事なのは「ことなる専門を融合して人間を幸福にするアイデアを生み出す」デザイナー発想です。
なので、「文系だから無理」ということはなくて、違いを活かせる発想力を伸ばすことが大切です。

進路に悩んだら、「デザイン思考で人間に役立つアイデアを出す人」に繋がる道か考えてみましょう。
何がしたいかを知るポイント②:人生の意味
2つ目のポイントは『人生の意味』。これが分かると人生が楽しくなりますよね。
実は科学的に研究されていてある程度分かってきています。進路選択の時に「新しい視点」となるはずです。
中高大と周囲となじめず生きづらさを感じていた自分が、「そういうことか!」と、進路だけでなく人間関係についても納得できた研究結果です。

進路は自分で決めて生まれてきている?!
実際に信じるかどうかは別として、人生の意味について分かりやすく科学的にまとめた本に「生きがいの創造」があります。
人種や時代、性別を超えて共通する人生のある体験について、その内容に関する世界のいくつもの研究結果をまとめた本です。
わたし自身、自然科学の世界で長く仕事をしてきましたが、北極で同じような経験をしていることから、研究者や技術者の仲間にも紹介してきました。
進路で悩んだ時に「これまでにない視点」を得ることができますよ。

進路に悩んだら、「前向きに良心的に努力した結果としての進路は全て正しい」ことを思い出して失敗を恐れずにチャレンジしていきましょう。
何がしたいかを知るポイント③:実際に行動してみる
最後の3つ目は『実際に行動してみる』。
上で話したSTEAMな道に少しでもつながりそうな「これは好きそう・楽しそう」と感じることを実際にやってみましょう。
失敗したらどうしよう?上手くいかなかったら?こんな悩みは持つのは生物として普通です。
とはいえ、それを乗り越えれるのも生物です。まずは次に紹介することを楽しんでやってみてください。その過程であなたの価値観に沿った「前向き、良心的に生きれる未知」が、おのずと見えてくるはずですよ。
高校生や大学生がまず試したい行動とは?

1つ1つはシンプルな8つの行動をご紹介しますね。
- 悩みを書き出す
- したくないことを書き出す
- したいことを書き出す
- 理想のライフスタイルを書き出す
- STEAMと照らし合わせる
- できる行動に落とし込む
- 簡単なことから行動する
- 行動を継続する
沢山あるように感じるかもですが、1つずつ見ていきますね。
何がしたいかわからない時に試したいこと①:悩みを書き出す
まずは、いま悩んでいることをサッと紙に書きだしてみましょう。
なぜなら何がしたいか分からなくて悩むとき、頭だけで考えると深みにハマりがちだからです。
実際「何がしたいんだろう」とモヤモヤする気持ちは、雑事のなかで膨らんでいきます。勉強や部活、普段のやるべきことに追われていると冷静に考えられなくなってしまいがちです。
文字として目に見える形にすると、自分が何に悩んでいるかを客観的にみることができるようになりますよ。

わたしは高校生の時には「大学~就職と敷かれたレールから外れる方法はないのかな?」「勉強に意味はあるの?」、大学生の時には「JAZZミュージシャンとして生きていけるだろうか?」「こんな自分が内定もらえるのだろうか?」なんて悩みを持っていました。
シンプルだけど効果がある紙へ悩み書き出しをしてみましょう。
何がしたいかわからない時に試したいこと②:したくないことを書き出す
次は「したくないコト」の書き出しです。
というのも、「したくないこと」も書き出しておくと進路選択の時に役立つからですね。今は悩んではいない潜在的な想いを書き出します。
例えば「大金持ちになりたい」という夢ばかり追っていると、「お金持ちになったけど不健康」みたいにバランスを崩しやすいです。「不健康にはなりたくない」と、今のうちに書き出しておくことで「健康なお金持ち」へと夢のバランスがとりやすくなりますよ。
わたしは「スーツを着て仕事したくない」と書き出していたことで、悩むことなくそういった職を選んできました。でも、若かったので「過労で倒れたくない」と思ってなかったがために、平衡感覚を失って海上で倒れる結果になりました。
最初に「したくないこと」を書き出して、あなたの夢をバランスのとれたものにしましょう。
何がしたいかわからない時に試したいこと③:したいことを書き出す
次は「したいこと」を書き出します。
時間やお金の制限がないとしたら「何がしたいか」を書きだして見てくださいね。
未来のことは誰にも分らないし、実際に時間もお金も十分にある未来を生きられる可能性があるからです。
自由に書き出してみましょう。個人のノートやスマホのメモアプリに書くだけです。
上のステップ②で「したくないこと」を書いているのでバランスの取れた内容になりやすいはずですよ。

自分は「レールのない世界で生きたい」「世界の人達と一緒に行動したい」「社会貢献したい」など漠然とした想いを書いていました。
空想は無料かつ楽しいですし、「あなたが感動した瞬間」「好きなコト」「得意なコト」なども思い出しながら、自由に書き出してみましょう。
何がしたいかわからない時に試したいこと④:理想のライフスタイルを書き出す
今度は「理想のライフスタイル」を書き出してみましょう。
既に「悩み」「したくないこと」「したいこと」をここまでのステップで書き出してるので、ある程度イメージが出来ているはずです。

例としてわたしは「決まった通りでない、スーツを着ないですむ、世界の人と社会貢献できるく暮らし」といった内容を書いていました。
「叶う夢だから心にやどる」とよく言われますが、「悩み」や「したくないこと」が心に浮かぶのも、叶えたい夢がなにか潜在的には分かっているからです。
わたしは学生時代には想像すらしていなかった、北極や海上などで、世界の人達とスーツを着ないで働く未来が待っていました。しかし「したくないこと」を社会人として続けて倒れ、いまはもっと理想に近いフリーランスになりました。
健康面や人間関係も含めたバランスの取れた理想のライフスタイルを、遠慮せずに書きつくすのがポイントです。
何がしたいかわからない時に試したいこと⑤:STEAMと照らし合わせる
理想のライフスタイルがイメージ出来たら、最初に紹介したSTEAMと照らし合わせてみましょう。
なぜならあなたの理想のライフスタイルに、世界が求めるSTEM人材がリンクしていたら、理想の暮らしがそのまま世界に広がりやすいからです。日本でも、世界でも、好きなところで生きやすくなります。
STEMとは下記の頭文字でした。再掲しますね。
・科学(Science)
・技術(Technology)
・工学(Engineering)
・アート(Arts)
・数学(Mathematics)
あなたの理想のライフスタイルとSTEAM(科学、技術、工学、アート、数学)が交わる職業を、自由な発想で探してみましょう。もちろん起業もありです。

具体的な探し方は、記事の下の方でご紹介していきますね。
何がしたいかわからない時に試したいこと⑥:できる行動に落とし込む
STEAMと理想のライフスタイルがクロスする職業が見つかったなら、たくさんの人に会って話を聞いたり、検索したりしながら、「必要な資格や経験」「インターン募集している企業」「起業家」「活躍する人材を輩出している教授やコーチがいる学校・研究所・訓練所」などについて調べていきましょう。
なぜなら、すべきことが明確になると行動に落とし込みやすいからですね。

例えば学生時代のわたしは「JAZZミュージシャン」を目指していたので、社会人のJAZZバンドに飛び込んだり、Amazonのない時代だったので本屋で音楽理論書を1つ購入して、ボロボロになるまで読み込んだりしてました。
行動に細分化していくには次のSMARTフレームが役立ちます。
- Specific : 具体的に書く(『チックコリアの音楽』という本を理解)
- Measurable:数値化する(1冊を1年で)
- Attainable:現実的である(JAZZバンドで実践する)
- Relevant:あなたの価値観に沿っているか(スーツのない自由な暮らしに繋がる)
- Time-bound:期限を決める(卒業までに)
行動に落とし込めたら簡単な順に並び変えてみましょう。
何がしたいかわからない時に試したいこと⑦:簡単なことから行動する
簡単な行動からとりあえずやってみましょう。
なぜならスピード感をもって、主体性を持ってひとまずやってみる。そして失敗しながら前進。これこそが理想のライフスタイルへの最短距離だからですね。
失敗は怖いし行動できないほど心身が疲れてる時もあると思います。
そんな時は「①悩みを書き出す」に戻って悩みを書き出して一休みしましょう。

わたしは何度ステップ①にもどったか分かりません。行動することで新たな「悩み」「したくないコト」「したいコト」が出てきたら①に戻ってブラッシュアップしましょう。わたしは内向的なので行動するには勇気がいりましたが、繰り返すうちに慣れていくことができましたよ。
まずは簡単なことから行動していきましょう。
何がしたいかわからない時に試したいこと⑧:行動を継続する
「紙に書き出す」→「簡単なことから行動」→「紙に書き出す」→…と、行動の継続あるのみです。
継続していくと習慣化されて、努力の量が少なくても行動し続けられるようになっていくからですね。
ハミガキと同じでいつの間にか行動するのが当たり前になっていきます。
その時のポイントは「20秒ルール」です。少しでも行動を起こす手間が減るようにしておきます。
例としてわたしは音楽の理論書を決まった場所においておきました。コントラバスの弓ケースに本を開いて乗せておくことで、楽器を弾く時に本のページを探す手間を減らすようにしていました。
自由な発想で手間を減らすのを楽しみながら、理想のライフスタイルに向けた行動を続けていきましょう。
何がしたいか分からない高校生・大学生だった自分の例

私も本当に「何がしたいか分からない高校生・大学生」でした。
パソコンには大学4年で初めて触れたぐらいなので、レールの引かれたサラリーマン人生から外れる方法は人に聞いても分からず悩んでいました。
その当時に「したいコト」だったのは次の3つ。
・レールのない世界で生きたい
・世界の人達と一緒に行動したい
・社会貢献したい
結果、自分が大学受験で選択したのが「宇宙の研究者」(センター試験で失敗し「海の研究」に変更)。大学卒業後に選んだのが「JAZZミュージシャンを目指し、無理なら航海士」という選択でした。
行動したら夢は叶ったけど、したくないことも分かった
JAZZミュージシャンは家族の治療費捻出のために断念、就職先の海の調査会社で上記3つの夢を叶えました。
しかし「超長時間労働」「北極で死にかける経験」で『自分が求める自由は金銭ではなくて時間なのだ』『もっと世界に貢献したい』と気づき、1年延長で引継ぎをした後に転職。
その後さらに夢を叶えて北欧の企業と仕事をする中で、今度は健康を崩して辞職。「夢が叶ってもしたくないこと(=不健康)とかバランスを崩したら意味がない」と、やっと気づいたときには遅すぎました。
こんな経験を踏まえて、今は「したくないことリスト」→「したいことリスト」の順に夢を書くようになりました。
今はフリーランスとして家族と一緒に「時間にとらわれない自然豊かな暮らし」を実現できています。
何がしたいかわからない高校生や大学生が抱く疑問3つ

では最後に、これまでに高校生や大学生から質問された内容を3つ紹介して本記事を終わりたいと思います。
何がしたいかを見つける方法は?
「悩み」も「したくないこと」も書き出せたけど、何がしたいか全く見つらない状態です…。何がしたいかどうしたら分かりますか?
興味あることにチャレンジしましょう
何でもいいので少し興味を惹かれるものがあったら挑戦してみましょう。
例えば私はJAZZミュージシャンを目指したことで、生活費を稼ぐ為のバイトやバンド仲間、コントラバスの師匠を通して、自分の好き嫌いや適性を知ることができました。
また外資系で働く人に初めて出会って視野も広がりました。人は知らない仕事のことは「何がしたいか」リストにすら上ってこないので「まずは知ること」が大事です。
また新たな「悩み」「したくないこと」を書き溜めていくで、その裏返しの「何かしたいコト」も明瞭になっていきます。
STEAMと関連する職業を見つける方法は?
理想のライフスタイルはイメージし書き出せたけど、STEAMとリンクする職業が見つからない…どうしたらSTEAMと自分の理想のライフスタイルがリンクする職を見るけられますか?
ひとまず1つずつやってみる
「ひとまずやってみること」が重要です。
雑誌やネット、知人を通して少しでも「これかな?」と思うものがあったらアプローチしましょう。
なぜならスピード感をもってリスクを取りながら発想を行動に変えていく態度こそが、STEAM人材の特徴だからです。
そういった特性を身につけていくことによって、STEAMな企業とあなたが出会う可能性も高まりますしその挑戦を通して視野がひらけてきます。
結果、これまでの発想では思い浮かばなかった方法でSTEAMな職業に出会える可能性もUPします。
今学生時代に戻れるなら何をしますか?
高校生や大学の時って何をしておけばいいですか?目の前の勉強だけをしていて大丈夫なのか不安です…。
したくないことリストを書く
夢を追うばかりじゃなくて「何がしたくないか」をまずはっきりさせましょう。
JAZZミュージシャン目指したり転職7回したり、北極行ったり、海外企業と働いたりと割と何でもチャレンジしてきた後悔は「何がしたいか」を追いすぎたことです。「社会に貢献したい」だけが強すぎました。
このため自分も家族も健康を崩してしまいました。
今なら「不健康になること」「満員列車に乗ること」などの『したくないことリスト』を書いてから、『理想のライフスタイル』を書くことでバランスの取れた目標を追うと思います。
何がしたいかわからない時に一番大事なのは健康:まとめ

人生は10代、20代だけの若いときに決まるのもじゃないです。30代・40代・50代…と穏やかで楽しい日もあれば荒れた苦しいときもある航海では、あなたの舵取り次第で針路を変更可能です。
今回は世界で求められるSTEAM人材の特徴や、人生の意味、試したい行動などについて紹介してきましたが、この船旅を乗り切る一番の肝は健康です。
今回紹介した8ステップには、忘れずに「健康を崩したくない」と入れてみてくださいね。
若くても健康第一で、ますます挑戦を楽しめる人生を!
今何がしたいかわからない…疲れ切っていて、心配事が多くて何をすれば…退屈で何をしたいかわからない こんなお悩みに答える記事となってます。 ✅本記事の内容・今何がしたいかわからない時に何がしたいかを知る発想法・今何がやりた …
今回は、以上です。