PDCAよりも効果的?行動するためのOODAループ

なかなか行動できない!
成果がなかなかでなくて困っている

こんなお悩みを解決できる記事となっています。

✅本記事の内容
・OODAループとは?
・行動を制限するバイアス
・PDCAは古い?!

イルカ

この記事を書いている私は、もと海の技術者です。
いまは自然豊かな田舎で暮らしながらブログを書いています。

しっかり計画して始めたのに
なかなか成果が出ないなんてこと
ありませんか?

そんな時は、
今回ご紹介するOODAループを
ぜひ試してみて下さい。

OODAループとは?

OODA(ウーダ)とは、
「状況をみてとりあえずやってみよう」
と施してくれるフレームワークで
AI時代のクリエイティブさが求められる時代に
PDCAより向いているといわれています。

実はブロガーさんがいつもしているのと
同じループです。

  • OBSERVE(観察):ユーザーさんのニーズをゼロベースでありのままに受け入れる
  • ORIENT(状況判断):ニーズを分析
  • DECIDE(意思決定):行動内容を決める
  • ACT(行動):行動する

ブログ作成を例に
解説していきます。

OODAループとブログ作成

ではまずは
OBSERVE(観察)。

OBSERVE(観察)

ブログ記事作成の
キーワード抽出と同じです。

ユーザー(読者)さんの
ニーズをありのままに
ゼロベースで受けいれていきます。

ORIENT(状況確認)

抽出したキーワードから
読者さんのニーズを分析します。

DECIDE(意思決定)

ブログ記事の構成を決めます。

ACT(行動)

世の中にブログ記事を
公開します。

そして検索順位チェッカーを
使用してフィードバックを得て
記事をリライトしていきます。

大事なのは、行動でまずは結果を出すこと

まずはコンテンツを
世の中に公開して露出させましょう。

なぜなら
OODAループでは
フィードバックが大事だからです。

実際
誰にも知られることなく
結果がでることもないです。

失敗しないと学びがないですし
学びがないと成功もおぼつかないです。

完璧でないクオリティでも
露出してフィードバックを得ていきましょう。

成果は試行の繰り返しで出る良い結果

大事なのは
数をこなすということです。

なぜなら
フィードバックが多いほど
コンテンツが磨かれていくだけでなく
心理的なバイアス突破につながるからです。

ウミガメ

しかもスティーヴン・レヴィット博士の研究により、人生の岐路で悩んだら、とりあえず悩みの解消を実行に移した方が幸福度が高いことが分かっています。

心理的に行動を制限するバイアスを
解除する方法は
以下でご紹介していきます。

行動を制限するバイアス

人は何か問題が起きると、
特定のバイアスが
脳の中で起動してしまいます。

なぜなら
原始の厳しい環境においては
常に命の危険がともなったため、
生き抜くのに適した
バイアスが脳に書き込まれたためです。

限界を創り出してしまう
代表的なバイアスには
次のようなものがあります。

  • 現状維持バイアス

新しいこと(転職、副業)に
取り組もうと思ってはいるけど
現状維持して動けない
なんてことありませんか?

これも狩猟採取時代には
動くことに常に命の危険が
伴っていたことに起因しています。

イルカ

以下ではバイアスから逃れるための方法をいくつかご紹介します。

バイアスから逃れる5つの方法

ここからはバイアスから
逃れるための
5つの方法をご紹介していきます。

  • ワン・アット・ア・タイム
  • 弁証法ブートストラップ
  • 問題分割
  • 前向きハインドサイト
  • フォース・ブレイク

ワン・アット・ア・タイム

複数の選択肢から
何を選ぶべきか迷った場合には
全てのオプションを一度に比べるのではなく
ひとつづつ情報を吟味しながら
候補を絞り込んでいきます。

なぜなら
人間は周辺情報に弱く
一度に全てを比べるよりも
平均で20~30%ほど
判断力が上がることが
分かっているためです。

実際
マサチューセッツ工科大学の実験において
直前に見た社会保障番号下2桁の数字を
書き出した後に、
高級チョコレートの値段を聞いたところ
社会保障番号の数字が大きかった方が
大金を支払う傾向がありました。

このように
一度にひとつの選択肢だけに
意識を向けることにより
余分なデータの干渉を最小限にまで
減らすことができます。

弁証法ブートストラップ

判断に困ったら
真ん中のものを選択するという
方法です。

なぜなら
人間にはもともと
物事を極端にとらえがちな
バイアスがあるからです。

デューク大学などの研究によると
以下のステップを踏むだけで
合理性が働き始めることが
分かっています。

  • 直感でどれぐらい重要だろうかと考える
  • その情報が完全に間違っていたらと想像しながら、再び重要度を判断してみる
  • 2つのステップで出した2つの重要度を比べて
    真ん中あたりの判断を採用する

両極端なイメージを思い浮かべる
ことにより思考が中和されて
ちょうど真ん中の考え方を
選びやすくなります。

問題分割

問題を小さなステップに
分割してそれぞれに対処法を
考えていく方法です。

なぜなら
問題を小さなステップに分けて
判断の回数を増やすことにおり
合理性を高めることにより
「自信過剰」や「自信不足」の罠
から逃れやすくなるからです。

まずは目の前の問題について
どのようなプロセスで構成されているか?
と最低でも5つのブロックに分割します。
そして最も重要だと思うものを選択し、
その最重要タスクをさらに
分割します。

イルカ

何度も分割するのが大変な時は、ひとつの論点について2回考えてみる「ダブル・エスティメーション」という方法を試してみて下さい。この方法は特に数字が関係するバイアスに対して客観性を得るのに使えます。

前向きハインドサイト

事前に最悪の事態を考えつつ
その原因を考えていきます。

なぜなら
自分の考え方を指示してくれるような
情報だけに意識が向かい
それ以外のデータを
無視してしまう
確証バイアスから
抜け出すのに推奨されているからです。

「転職したらブラック企業だった」など
取り組むべき問題が失敗に終わったところを
リアルにイメージします。
そしてその失敗の原因を考えます。
原因が浮かび上がったら今度は
解決策を考えていきます。

いったん最悪の事態をイメージすることにより
視野が広がり、
さらにネガティブな質問で
原因を掘り下げたことにより
各省バイアスにとらわれない
現実的な判断が可能となります。

フォース・ブレイク

計画を立てる時点で
明確な休憩ポイントを
作っておく方法です。

休憩のおかげで
冷静な判断能力を取り戻し
視点が広げることができます。

例えば
2週間おきに1日だけ
ダイエットを休むなどです。

ミシガン大学の研究において
この方法の休憩時間に
何か新しいことをした方が
ストレスが減り、
良いアイデアも浮かびやすくなることが
分かっています。

PDCAは古い?!

PDCAとは、
トヨタ生産方式など
多くの企業で採用されている
優れたセルフマネジメントメソッドです。
しかし「計画倒れしてしまう」と
サイクルがうまく回らなくなってしまいます。

Plan→Do→Check→Actionの
4サイクルの頭文字を取ったPDCAでは、
継続的な業務の改善を促していくため
起点のPLANがとても大切です。

PDCAを効果的に回る方ポイント
  • Plan(計画):目標は数値で計画は具体的に詳細に
  • Do(実行):計画通りに実行する
  • Check(評価):無理のない計画にする
  • Action(改善):定期的に評価・確認する

AI時代は変化のスピードも速く
計画を立て終えたときには
既にニーズが変わっている
可能性もあります。

そこでおススメなのが
今回ご紹介したOODAループです。

まとめ

行動するためのOODAループと
現状維持などのバイアスからの
逃れ方についてご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか?

転職や副業などの人生の岐路も
悩んだらとりあえず悩みの解消を
実行に移した方が幸福度が
高いことが分かっています。

イルカ

私自身、7回の転職をとおして幸福度が高まったのを感じています(年収は下がりましたが…)

ブログ記事などの
コンテンツの作成もそうですが
バイアスから逃れるためには
「試して確かめる」を
繰り返していくことが大切です。

まずはクオリティ云々抜きに、
世の中に露出させる事から始めていきましょう。
そしてフィードバックを得て
大きな成長につなげていきましょう。

ご参考になさってください。